分 校 歌
        川崎弘美  作詞
        清家嘉寿恵 作曲

  一

   東(ひがし)峨々(がが)たる鷲(わし)が頭(とう)
   旭日(きよくじつ)映(は)えて天(てん)を衝(つ)き
   西(にし)八十島(やそしま)の浦(うら)なべて
   青波(せいは)さざめく夕陽(せきよう)は
   若人(わこうど)の血(ち)と燃(も)ゆるかな

   玉琢(たまみが)かずば光(ひかり)なく
   人(ひと)勉(つと)めずば叡知(えいち)なし
   昼夜(ちゆうや)わかたず日(ひ)に新(あら)た
   業(わざ)を励(はげ)みついざ共(とも)に
   究理(きゆうり)の舟(ふね)に棹(さお)ささむ

   学(まな)びの巷(ちまた)やちまたに
   大三島校(おおみしまこう)の名(な)もはしく
   伸(の)ぶや日本(にほん)の学園(がくえん)に
   花(はな)と匂(にお)ひて咲(さ)き出(い)でむ
   我等(われら)の前途(ぜんと)光(ひかり)あり